蜂の子を食べて免疫力アップ!風邪知らずの体になろう!

「蜂の子」と聞いたことがある方は多いと思いますが、昆虫である蜂の子を、積極的に食べよう!と思う方は少ないですよね。しかし、蜂の子には免疫力を向上させる栄養素が豊富に含まれているのです!今回は、蜂の子と免疫力向上の関係をご説明します。

蜂の子とは?

蜂の子とは、文字通り「蜂の子供」です。蜂の子は栄養素が豊富なため、古来より貴重なたんぱく質などの栄養源として食されてきました。また、免疫力を向上させる食材としても用いられてきました。この他にも様々な効果があり、歴史ある健康食材として知られています。

人間は病原菌からどのように身を守っている?

人間が病原菌から身を守る力を「免疫力」と言います。しかし、その免疫力はどのようにして働いているのか、そのメカニズムを理解できている方は多くないと思います。まず、免疫について簡単に説明します。

自然免疫

免疫は2種類あり、その1つが「自然免疫」です。
体内に存在している免疫細胞が、体に入ってきた病原菌をいち早く認識し、やっつける仕組みです。免疫細胞には様々な種類が存在しますが、自然免疫で重要な役割を担っているのは、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)と言われています。

獲得免疫

獲得免疫は、自然免疫では排除しきれずに感染した病原菌に対して働きます。獲得免疫は、感染した時の病原菌のことを記憶し、闘い方を覚えます。そのおかげで、一度感染した病原菌には感染しにくくなります。この獲得免疫の仕組みを活用したのが、ワクチンです。

蜂の子はNK細胞を活性化させる!?

蜂の子は、自然免疫で重要な役割を担っているNK細胞を活性化させ、免疫力を向上させる働きがあります。その免疫力向上には、蜂の子に含まれているトリプトファンが深く関わっています。
トリプトファンは必須アミノ酸の1種で、人間の体内では作り出せないアミノ酸です。トリプトファンは、脳内でセロトニンという物質に変化します。セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれており、リラックス作用があります。体がリラックスすることで、NK細胞が活性化し、免疫力が向上します。

蜂の子は栄養素の宝庫!

蜂の子には、トリプトファンの他にも免疫力向上に繋がる栄養素がたっぷりと含まれています。その栄養素について、ご説明します。

アミノ酸

蜂の子には、アミノ酸が19種類(トリプトファンを含む)含まれています。アミノ酸は新陳代謝*の原動力になっています。特に、アルギニンは一酸化窒素を生成する働きがあります。一酸化窒素は体内に入った細菌をやっつけたり、血流を改善させ体温を保つ作用があるので、免疫力向上に繋がります。

*古くなった細胞から新しい細胞へ切り替わること

ビタミン

蜂の子には、ビタミンが8種類含まれています。そのなかでもビタミンCとパントテン酸には、免疫力を向上させる働きがあります。ビタミンCは抗酸化作用*が強いため、体の細胞を若々しい状態に保ちます。パントテン酸は抗ストレス作用がある「コルチゾール」という物質の原料になり、ストレスを抑える働きがあります。
体を元気な状態に保ち、ストレスを軽減することで自律神経が安定し、免疫力の向上に繋がります。
**細胞をサビさせ傷つける活性酸素を除去する働き

ミネラル

蜂の子には、ミネラルが8種類含まれています。特に、亜鉛と銅は免疫力を向上させる働きがあります。亜鉛は、体内に入った病原菌をやっつける白血球の働きを活性化する作用があります。また、銅は免疫細胞が働くためのエネルギーの原料になります。銅を摂取することで免疫細胞が活性化し、免疫力が向上します。

蜂の子を摂取して免疫力を向上しよう!

蜂の子には、免疫力を向上させるための栄養素が多く含まれていることをご理解いただけたかと思います。蜂の子を食べる機会はあまり多くはなく、その機会があったとしても、そのまま食べるのは抵抗がある…という方は、サプリメントでの摂取をオススメします。蜂の子で免疫力を向上させ、風邪知らずになりましょう!